これは「勉強が得意な人」のブログではありません。僕の現実です。
継続できるのか不安だし、子育てと両立できるのかも不安。 それが本音です。けれど、僕はアガルートの教材を開くたびに、「今日だけは諦めない」 と決めています。この記事では、土地家屋調査士試験の難しさを、数字だけでなく 生活のリアル と一緒に伝えます。読み終えたあなたが、挑戦するか、いったん休むか、納得して選べるように。
土地家屋調査士の試験はなぜ「難しい」と言われるのか
① 合格率はおおむね一桁台──「数%の世界」
年度で変動はありますが、概して 合格率は数%台。つまり 100人が受けて数人しか受からない試験です。母数には学習が十分でない受験者も含まれますが、それでも「甘く見て届く試験ではない」という現実を示しています。
② 机上の知識だけでなく「図面・記述力」を要求される
択一式の知識だけでは止まりません。記述(作図・計算・根拠の説明)で 実務に近い思考 が求められます。ここで 理解の浅さや暗記頼みの勉強が露呈 しやすく、得点が安定しない最大のボトルネックになります。
③ 範囲が広く、忘却との戦いが続く
民法・不動産登記法・測量や作図の基礎など、またがる領域が広い。短期詰め込みだと 学習の波 が出て、維持が難しい。反対に、計画的に回せば 年単位で力が積み上がる 試験でもあります。
偏差値・他資格との比較はどう考える?
「偏差値」で断言するのは危険です。試験制度・問題構成・受験者の母集団が違うからです。大切なのは、自分に必要な学習負荷を見積もること。僕の結論はこうです。
- 短期一点突破の相性は悪い(特に記述は積み上げ型)。
- 中〜長期での反復・演習設計が勝ち筋(基礎→過去問→記述固め)。
- 「合格に必要な量」は人により差があるが、少なく見積もると破綻しやすい。
挫折率を押し上げる「よくある落とし穴」5つ
- 時間が細切れで、深い理解に届かない:夜に30分…が続くと、記述の壁を越えにくい。
- 過去問の“眺め学習”:解説を読んだ気になって終了。手を動かしていない。
- 作図を後回し:図面を避けて知識に逃げると、最後に 巨大なツケ。
- 教材を渡り歩く:迷いが積み上がり、どれも中途半端 に。
- 生活の設計ミス:仕事・家事・育児のピークを見誤り、学習計画が崩壊。
世間のリアルな声(要約)
- 「3年やっても受からない自分に凹む」
- 「記述で点が伸びず、毎年あと一歩で止まる」
- 「独学で限界を感じて講座に切り替えたら安定してきた」
- 「仕事と家庭が重なる時期は 本当に進められない」
- 「地道に回し続けた年に手応えが来た」
誇張でも広告でもなく、こうした声は珍しくありません。僕自身も、逃げたくなる夜 があります。それでも、ここで終わらせたくない のです。
僕の現実と、いまの戦い方
僕は30代、子どもは0歳と4歳。フルタイムの仕事があり、時間は常に不足 しています。だから「自分に都合のいい理想」ではなく、「現実に回せる形」を選びました。
① 学習スタイル:アガルートに「従う」
- 講義→アウトプット→復習 の順序を崩さない。
- 迷ったら公式カリキュラムに帰る(教材の浮気をしない)。
- 復習は 同一問題の反復(間隔を空けて) を基本にする。
② 時間設計:夜の 90分 を死守
- 寝かしつけ後の最初の 90分だけはスマホを遠ざける。
- 15〜25分 × 3〜4本の 短距離インターバル学習(ポモドーロ)で集中を作る。
- 朝に10分の作図ドリル を差し込む(小さくても毎日)。
③ 記述・作図の壁を越える小技
- 手を動かす分量 を毎週のKPIにする(ページ数・設問数で管理)。
- 「うろ覚え箇所リスト」を作り、週末に 重点復習。
- ミスの型(計算・読み違い・作図手順)を 言語化ノート にまとめる。
Q&A:よくある疑問に、僕の答え
Q1. 独学でも合格できる?
可能です。ただし、「教材を渡り歩かない」 のが大前提。僕は迷いを断つために講座(アガルート)に「従う」方式を選びました。教材選択で悩む時間は、学習量の敵です。
Q2. 勉強時間はどのくらい必要?
バックグラウンドによって大きく違います。未経験の30代・仕事・子育て持ちなら、短期決戦は非現実的。年単位で積み重ねる前提 で計画を組むほうが安全です。
Q3. 挫折しないコツは?
- 「毎日やる」ではなく「毎日開く」 にハードルを下げる。
- 小さな ルーティン を固定(例:朝は作図1問、夜は過去問2問)。
- 家族と 学習優先タイムの合意 を取る(週2日は死守など)。
それでも不安なあなたへ(僕からの本音)
正直、逃げたくなる夜もあります。 眠い、進まない、理解が霧のまま。机に向かうのが怖い時もある。それでも、僕は今日を積み重ねたい と思っています。未来の自分と家族に、「諦めなかった背中」 を見せたいから。
まとめ|難しい。でも、戦い方は選べる
- 合格率は数%台。甘い見積もりは破綻のもと。
- 記述・作図が勝負。手を動かす反復 が最短。
- 迷いを排除して、カリキュラムに従う のも戦略。
- 子育てと両立は大変。でも 「小さな毎日」 を重ねれば、前に進める。
もし今、不安で手が止まっているなら──僕と一緒に、今日の10分から。それで十分です。ここから、一歩ずつ進みましょう。